2022-04-18

カンテレ（kantele）はフィンランドの伝統楽器の一つでどんなものか知らない奏者にも人気の楽器です。5弦カンテレからコンサートカンテレ、39弦のエレクトリックカンテレまで、さまざまな形式とサイズの楽器があり、多様化しています。現代にカンテレが演奏される音楽は、古風な伝統音楽から子供の歌、現代音楽、即興音楽、ポップスまで何でもあります。カンテレはフィンランドの神話である『カレワラ』の中にも登場し、国民の象徴ともされる楽器です。

ホンキートンクピアノはカントリーミュージックを演奏する酒場で使われるピアノです。普通のピアノと弾き方は変わりませんが、音色は明らかにピアノと違うのが特徴です。ピアノには1のキーに複数の弦が張られて、同じピッチになるように調整しますが、ホンキートンクピアノはこれをワザとずらして実現します。

ツィターはオーストリア・ドイツ・スイス等ドイツ語圏を中心に弾かれている民族楽器です。弦楽器であり、５本のメロディー弦と30本以上の伴奏弦を横に張り、メロディー弦を右手の親指にはめた金属製の爪で弾きます。

チェレスタはパリのオルガン製作者、オーギュスト・ミュステルが考案した楽器です。鍵盤があり、大きさも形もオルガンのようですが、音はまったく異なります。チェレスタの鍵盤の下には金属の音板が二段になって入っており、その上に音板を打つハンマーが並んでいます。