billboardは米国の音楽、洋楽チャートで日本でも提供されておりみれますので解説します。音楽情報などを追いかけていると、常に耳にすることがある用語がビルボードチャート。ニュースなどで「ビルボード1位獲得」と曲を宣伝していることを一度は見かけたり耳にしたりしたことがあるのではないでしょうか。このチャートは世界で最も有名で、かつ権威のあるチャートと言われており、非常に認知されているチャートなのです。
ビルボードチャートとは?
ビルボードチャートとはアメリカのビルボード誌に掲載されているCDチャート。ビルボード誌はアメリカの芸能メディアブランドであり、音楽業界誌であるビルボードを出版しています。ビルボード誌は、アメリカ全土のCD売上・曲のリクエスト・オンエアの回数などをチャート別にランキングをつけて週刊で発行している音楽の業界紙。ビルボードは、主に音楽関係の雑誌やイベント主催などを行ったり、音楽の様々な情報や年間のTOP100や最近ではDVDやインターネットのほうでもランキングをつけており、アメリカで最も権威のある音楽チャートです。ビルボードはオランダの複合企業、ニールセン・カンパニー傘下でしたが2009年に売却され、2018年からはエルドリッジ・インダストリーズに傘下にあります。ビルボードチャートには以下のチャート形式があります。
Billboard Hot 100
アメリカの音楽産業におけるシングル人気チャートです。チャートの順位は売り上げとエアプレイに基づいてランキングが作成されています。Billboard Hot 100はどちらかというとエアプレイが重視されています。売上がたいしたことなくても、ラジオの大量エアプレイのみでBillboard Hot 100の上位にチャートインできた時代もあります。また、2010年代に入るとYoutubeでの視聴回数なども加味されてチャートが発表されるようになってきています。毎週火曜日に新しいチャートが発表される仕組みです。50年近くに渡り続いているチャートであり、アメリカ人であればよく知っているでしょう。
Billboard 200
Billboard 200はアメリカにおけるアルバムの人気チャートです。チャートの順位はアメリカにおける1週間分のセールスに基づいて集計されます。チャートの公式発表は火曜に行われ、1945年からずっと続いているランキングになります。2014年のチャートから劇的な変更が行われ、Billboard 200 は、CDやレコードなどのフィジカル売上、ダウンロードなどのデジタル売上、オンデマンド型ストリーミング再生回数、さらに、アルバム収録曲単体のデジタル・セールスも反映されるようになりました。Spotify、Beats Music、Rdio、Rhapsody、Google Playなどオンデマンド型音楽ストリーミングサービスでのストリーミング再生なども加味されてランキングが発表されています。チャートはフィジカル売上とデジタル売上の合算形式によるものになりました。
世界で最も権威がある
日本にもbillboard japanがありますがアメリカのbillboardはミュージックの世界では最も権威があります。数あるチャートのなかでもランクインしているのは一流のアーティストばかり。初のランクインしているアーティストがいたら要チェックです。過去には以下のようなアーティストがランクインしています。
- kendrick lamar
- bryan adams
- taylor swift
- carpenter
- one direction
- etc….
インタビューや貴重な映像も
mediaに見せていないインタビューやメッセージ、貴重な映像もリストでプロデュースの記念で公開されていることも。デビュー前のnewsやリンクなどレコード会社が情報を見せていることもありますので貴重です。購入のポイントにもなるでしょう。プレスリリースとしてアーティストに効果があるようで作品がヒットして完売してしまうこともあるようです。
歴史
ビルボード誌は1894年に「ビルボード・アドバタイジング」として創刊されました。創設者はWilliam H.Donaldson とJames H. Hennegan。1897年にビルボードと名前を変えています。創刊当初は音楽とは全く関係ない、サーカスの記事や遊園地などの記事が多かったそうです。しかし1900年代の中盤になると、音楽の記事が大量に増えており、2誌に分割されました。一つは遊園地を扱う「Amusement Business」、もう一つは「Billboard Music Week」。そして音楽雑誌のほうは「ビルボード」に改称しているのです。その後ビルボードは音楽だけでなく、DVDやビデオ、さらにはインターネット配信まで幅広く取材し、ニュースやオピニオン記事を掲載し始めています。2020年には世界200か国以上のダウンロードとストリーミングのデータにより集計したグローバル・チャート、グローバル200と、グローバル200からアメリカのデータを除外したグローバル・エクスクルーディング・U.S.というチャートの発表を開始しています。
アーティストが多数
有名なアーティストの楽曲が多数登場します。コンテンツのページで一覧を見ると有名なアーティストばかり。米国はglobalでもトップの国ですから販売など調査されており、常に注目されています。リリースしてからの売り上げの記録は世界的に注目されており、この国で最高の1位になると言うことはとても名誉なことだと言われています。総合のchartはファンも注目に値するわけです。ファンもヒットチャートで話題になり、グループやニューアルバムを知ることになります。
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