マリンバは大昔のアフリカで、地面に穴を掘って木の板を渡し、たたいて音を出したことから始まったと伝えられています。アフリカのバントゥー語群で、「リンバ」は木の棒を意味し、「マ」が複数の名詞クラス接頭辞であるから、「マリンバ」は、多数の木の棒から成る楽器を意味します。マリンバの原型となった楽器は、アフリカの人々とともに海を渡り、中南米にたどり着きました。そこで、ひょうたんが木の共鳴パイプに変わります。
場所
アフリカでこの楽器は生まれました。グロッケンシュピール、ビブラフォン、シロフォンなどと他と並んでパーカッションとして使われます。コンサートでは鍵盤打楽器としてよく登場します。奏法もたくさんあります。基本は配列から大きな柔らかい音が出ます。長く叩き、変化も与えられます。
価格について
価格はとても高いです。安いものでも40万円以上、高いものだと300万円します。以下の記事でオンラインショップを紹介していますので購入してみましょう。
開発会社
現在世界では多数のマリンバ製造メーカーが存在します。
社名 | 国 | 特徴 |
YAMAHA | Japan | 日本の有名なメーカーで多くのプレイヤーに愛されています。 |
Adams | Nether Land | オランダにある管楽器・打楽器専門メーカーです。ベルギーにも支社があります。 |
Marimba one | United States | アメリカ/カリフォルニア州アルカタにあります。 |
Musser | United States | Clar Omar Musserというマリンバの第1人者によって作られたアメリカの楽器メーカーです。 |
Malletech | United States | アメリカで作られた楽器メーカーです。 |
マリンバの歴史
マリンバの歴史は、大昔のアフリカで、地面に穴を掘って木の板を渡し、たたいて音を出したことから始まったと伝えられています。その後、木の板の裏にひょうたんをぶら下げるようになり、木を打った音をひょうたんで響かせるスタイルに変わります。この楽器は中南米に渡り、ひょうたんから木の共鳴管へ。19世紀後半にはメキシコや中南米で民族楽器として広く親しまれる楽器となりました。100年ほど前、アメリカへ渡ったマリンバはディーガン社が鍵盤をピアノと同じ並びにし、共鳴管を金属製に変えるなどの改良をして、現在の形へ統一されました。民族楽器やポップスのジャンルで活躍する楽器でしたが、現在ではクラシック音楽の楽器としても親しまれています。
マリンバの特徴
マリンバは音程のある打楽器で、ピアノの鍵盤のように並んだ木製の音板をたたくと音が鳴ります。ピアノの様に黒色白色ではありませんが、黒鍵白鍵があります。違いは鍵盤の大きさで、木を一つ一つ調律していますので。高音部分は幅が狭く厚みがあり、低音部分に向けて幅が広く薄くなります。高音域、中音域、低音域それぞれの木の厚みの感覚の違いを意識することは演奏にとって大切になってきます。マリンバの音板をたたく、ばちを「マレット」といいます。マレットには、ゴムのヘッドに毛糸を巻きつけたもの、あるいはやわらかいゴム製のものなどが用いられます。近年では5オクターブの音域のマリンバが多く使われていて、簡単なピアノの曲も弾くことができますし、この音域でのオリジナル作品が今もたくさん作られています。マリンバは低音の響きが魅力の一つですので、それを生かした曲はその音域が必要となってきます。
マリンバの曲
マリンバはオーケストラを筆頭に民族音楽でもよく使用されている楽器の一つです。また、BGM音楽でも使われることがあります。テレビ、映画、ゲームなどで使用されています。
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