バロックギターは5コースのガット弦と可動式のガットフレットを備えた弦楽器です。ヨーロッパでとても認知されている楽器ですが、他の大陸ではあまり知られていないかもしれません。17世紀には、5コースギターがそれ自体で重要なソロおよび伴奏楽器として確立され、イタリア、フランス、スペインで優れたプレーヤー/作曲家が活躍しました。ギターは、ほとんどの場合エレキギターやアコースティックギターを連想するかもしれません。
場所
ヨーロッパでこの楽器は生まれました。古楽器であり現代でも製作はされており、奏者も多くいます。作品もとても多く、19世紀からいろいろ数多くの作家がいます。
価格について
価格は10万円以上のものから、100万円くらいのものがあります。以下の記事でオンラインショップを紹介していますので購入してみましょう。
バロックギターの歴史
バロックギターは、少なくとも1580年代にまでさかのぼり、スペインのビウエラと同じデザイン、構造、チューニング様式でした。バロック(16世紀から17世紀半ば)のヨーロッパの撥弦楽器のリュート楽器です。このギターが発祥した当時は、当時のヨーロッパの貴族や貴族の音楽文化の一部であったようですが、次第に庶民階級にも普及していきました。この時代にはバロックギターで書かれた楽譜が多数残っており、16世紀後半から18世紀半ばにかけてヨーロッパ全土に普及していたと思われます。当時は伴奏なしのソロ曲、歌の伴奏として使われていました。ダブルコースの5コースバロックギターは、バロック時代の終わりから約1800年までのさらに半世紀の間、デザインと演奏スタイルの両方で進化し続けました。20世紀に入ると、大衆音楽が発展し、エレキギターやアコースティックギターと言った楽器が主流になり、バロックギターはマイナーな楽器となってしまいました。しかしいまでもヨーロッパの伝統音楽ではバロックギターが使われています。
バロックギターの特徴
バロックギターは、もともと貴族の楽器であったことから、外見に拘っていることがわかります。いたるところで装飾がされており、華やかな印象を与えるギターです。ルネサンスギターよりもずっと大きくなり、弦の数も増えて、重量も増えました。バロックギターの大まかな特徴は現在のギターと大して変わりませんが、違いもあります。5組の複弦であること、厚めの表面板、薄目の側面板、ガットフレット、革のロゼッタである点が他のギターとは違います。バロックギターといっても、時代や国によって、さまざまな進化を遂げており、一括りで語るのは難しいです。バロックギターは5コースから6コース単弦への改造、弦長の短縮、ロゼッタの付け替えなど様々な加工が色々な地域で施されています。海外の博物館などに行けば、数百年前のバロックギターを見ることもできます。
バロックギターの曲
バロックギターはヨーロッパ民族音楽で使われることが多いです。
コメント