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ディジュリドゥ : 民族楽器の特徴、歴史、価格について

Instrument

ディジュリドゥはオーストラリア先住民族のアボリジニたちの固有楽器です。アボリジニが儀式の際に使用する楽器で一般的には1000年前から使用されていたといわれています。シロアリに食べられて空洞化したユーカリの木をそのまま使用し、伝統的なペイントを施します。今では様々な工夫が施されたディジュリドゥが各国で誕生しています。非常に独特な楽器であることから民族音楽でしか聴く機会はありません。

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場所

オーストラリアでこの楽器は生まれました。ディジュリドゥユーカリの木からできていることが特徴で、長い管なので初心者は吹き方で苦労するでしょう。音色は奏者の腕にもかかっています。

価格について

価格の情報を調べると9000円程度からありますので、お得です。高いものだと10万円くらいのものがあります。吹き方は吹き口に口をぴったり正面からつけて、やわらかく息を吐いて吹きます。木製の素材を使っており、didgeridooの音色は金管楽器などとは違います。相応の練習が必要です。先住民の部族の楽器であり、アーティストによる簡単な写真や動画も出ています。実際は長い形状をしており面白い木管楽器です。以下の記事でオンラインショップを紹介していますので購入を検討しましょう。

ディジュリドゥの歴史

ディジュリドゥはオーストラリアの最も伝統的な楽器です。約2000年前の壁画に描かれていることから、この楽器が作られたのはその頃だと考えられています。オーストラリア北部のノーザンテリトリーが発祥の地で、ディジュリドゥはオーストラリアのアボリジニにとって神聖な楽器とみなされています。人の手で作られたのではなくシロアリに食べられて空洞化したユーカリの木をそのまま使用し、楽器となりました。アボリジニはそこからさらにペイントをして加工をしました。この楽器の名前は、イギリスからの入植者が新大陸にやって来て、アボリジニの演奏する空洞状になったユーカリの枝から湧き出すリズミカルな音を聴き、その音を模して名付けたと言われています。

ディジュリドゥはオーストラリアのアボリジニ民族の儀式などで使用されました。星まつりの儀礼や葬送の儀礼で使われたのです。近年ではアボリジニが儀式で使用するだけでなく、様々な音楽で効果的に使用され世界中に愛好者が広まりました。しかしサウンドがとても効果音のように聞こえることから歌謡曲の世界ではなかなか使われません。テレビやアンビエント、ヒーリングなどのジャンルで使用されることが多いです。シドニーでは、この楽器のためのフェスティバルが毎年開催されていて、素晴らしいミュージシャンたちやディジュリドゥ奏者たちがオーストラリアや世界中の国々から参加し、ステージで演奏を披露します。

ディジュリドゥの特徴

音を出す方法は、管の一端に口を当てて唇の振動などを利用するもので、口当てに口を付け、息を吹き込みながら唇を震わせ、口や筒の中に共鳴させることで音を発生させます。ディジュリドゥにはさまざまな大きさのものがあります。長さは1メートルに満たないものから4メートルに達するものまであり、内径は最小3cm~30cmのものまであります。ディジュリドゥの演奏には循環呼吸のテクニックが必要になります。このテクニックを身に着ければ演奏者は鼻から息を吸いながら口の中にためた空気を吐き出すことによって、途切れなく音を出し続けることができます。シロアリに食べられて空洞化したユーカリの木をそのまま使用し、楽器となりましたが、現在はユーカリだけでなく、樫・竹・サボテンなどの植物からPVCやFRPなどの化学繊維まで様々な工夫が施されたディジュリドゥが各国で誕生しています。

ディジュリドゥの曲

非常に珍しい楽器で独特なサウンドであることから歌謡曲で使われることあまりありません。その一方でヒーリングやアンビエント、テレビ、映画などで使われることが多いです。管楽器のなかでもセットで販売されていることも多いです。吹奏楽の分類ではCDやDVDなどの教材や用品も登録されて出ていますので買ってみると良いでしょう。

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