気になる音楽、イージーリスニングというジャンルは何か、発想等解説します。曲検索サイトなどでもイージーリスニングというジャンルが設けられていることが多く、認知されているジャンルですが、その一方でポップスのようなメジャージャンルとは到底言い難いという現実もあります。あくまでこのジャンルはマイナージャンルです。
イージーリスニングとは?
イージーリスニングとはピアノやジャズなどの予備知識が特にいらなくても気軽に聴くことができる音楽ジャンルの一つです。このジャンルは1960年代から1970年代あたりから使用されるようになった用語で、駅やデパートなどで流されているBGMなどがイージーリスニングとも呼ばれるようになりました。このジャンルは複雑な構成をしていない楽曲が多く、シンプルで楽器パートも少なく、聴きやすい曲が多いです。そのため、当時流行っていたジャズやピアノなどの楽曲、さらには簡易な構成からなるオーケストラなどもイージーリスニングに分類されることがあります。
とても簡易な音楽
イージー・リスニングは意味の通りですが、クラシックとは反対にイージーで簡易な音楽となります。無料で聞けるものもあり、日本語や英語でアルバムもたくさん出ております。ネットショップではcdやdvdで一覧で販売されており、雰囲気やムードを楽しめます。ランキングでも2020年くらいになっても上位に来る曲もあります。
歴史と背景
イージーリスニングは決してメジャージャンルとは言い難いです。ヒップホップやEDMのような王道的なジャンルではないため、マイナーな印象は強いでしょう。このジャンルは1940年代あたりのアメリカで発祥した音楽とされています。1950年代にはラジオや公共交通機関である電車、さらにはデパートなどでBGMとして流れていた音楽を音楽業界紙はイージーリスニングミュージックと呼んでいました。そのためこの用語は1960年代あたりになると一般層にも認知されるようになり、1970年代あたりからは確立したジャンルとして扱われるようにもなりました。このジャンルは作業場などでBGMの及ぼす作業能率へのプラス効果が研究されるなど、社会的な動きも起こっており、ヒーリングミュージックと混同されることも多いです。レイモン・ルフェーブル、フランク・プウルセルらのオーケストラもののインストルメンタル曲はまさにイージーリスニングの代表的な楽曲と言えるでしょう。
これらの楽曲は現代でもとても需要があります。デパート、スーパーマーケット、ホテル、さらにはカフェなどでも需要があり、恐らく意識して聴いていない人がほとんどでしょうが、どこかで聴いたことがあると思う人が多いはずです。無意識に聴いている機会がとても多くあるジャンルとも言えるのです。いかにも地味ですぐに衰退しそうな音楽が意外と長生きでずっと生き続けるというのはよくあることです。需要はとても広くあるため、しばらくこのジャンルが消えてなくなる可能性はほぼないでしょう。
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101 Strings Orchestra
このバンドはドイツのハンブルクで結成された101本にも及ぶ弦楽器グループで、大規模なオーケストラ楽団です。1978年のレコーディングを最後に長らく活動を休止していましたが、1998年から再度活動を再開しています。
Paul Mauriat
フランスの作曲家で、ピアニスト、チェンバロ奏者でもあります。イージーリスニングというジャンルを大きく広めた有名な人です。1900年代後半にラジオやテレビでは彼の楽曲が世界中で流されていました。
Raymond Lefèvre
フランスの作曲、編曲家であり、ピアニストでもあります。彼もイージーリスニングというジャンルにおいて第一人者とされています。映画音楽も手がけており、BGMの世界ではかなり活躍した作曲家でした。
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