篳篥は雅楽器のなかで、最も多くの種類の音楽に使われる日本の伝統楽器です。中国から雅楽の楽器の1つとして伝わったといわれています。アジア大陸のどこかで発祥し、一度も大きな改良がされないまま、現代にいたる楽器と言われています。音色も昔から全く変わっていない楽器とされています。篳篥はダブルリードような形状で音量が大きく、音程も自由に出せるので、主旋律を担当することが多い楽器です。
場所
日本でこの楽器は生まれました。龍笛や笙などと並んで旋律を活かして利用される楽器です。ひちりきは塩梅と呼ばれる代表的な奏法を用いります。口から孔を用い、空気を送って奏でることになります。打楽器や横笛などと合奏に使われます。本体を吹くことで独特の音とリズムが奏でることができ、これが特徴です。
価格について
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篳篥の歴史
篳篥は雅楽の中心的な役割である管楽器。2000年以上前にアジア大陸のどこかで発祥し、紀元前の1世紀ごろに中国を経由して日本へ伝わった楽器とされています。5世紀か6世紀ごろに日本中に広く伝わった楽器とされています。雅楽器のなかで、最も多くの種類の音楽に使われ、雅楽の中でも中心的な存在の楽器です。大篳篥・小篳篥の区別がありましたが、10世紀には小篳篥だけが残りました。日本古来の御神楽で使用されることが多いです。特徴のある楽器であることから歌謡曲などではあまり使われることはありません。また、この楽器は古代の時代から全く形状、音色が変わっていない楽器です。昔の形そのままで現代まで残っています。篳篥は西洋楽器のオーボエなどのルーツともいわれています。
篳篥の特徴
篳篥はダブルリードような形状の気鳴楽器。雅楽において最も重要な楽器といわれており音量が大きく、音程も自由に出せるので、主に主旋律を担当します。篳篥は、指使いを変えずに、唇や息の調節により、上下一音以上の音程を変化させることができます。篳篥大きさは、長さ18cm、上部の直径1.5cm、下部が1cmです。音が出る仕組みとしては、ダブルリードの合わさっているところが閉じたり、開いたりすることにより、音が発生するようになっています。音域が1オクターブくらいしかないため、装飾的な奏法が発達しています。篳篥は竹の筒に蘆を削って作ったリードを差し込み、そのリードから息を吹き入れて音を出す縦笛です。竹には九つの指穴があいており、細いヒモ状にした桜の木の皮を巻き付け、漆で仕上げてあります。
篳篥の曲
篳篥は主に雅楽で使用されることが多いです。音量が大きく、音程も自由に出せるので、主旋律を担当することが多い楽器です。弦楽器や絃楽器などの芸人が和楽器として演奏することが多いです。雅楽で笙や箏、太鼓はよく使われます。高い音が出て管を通して舌でうまく音を出します。
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