インディーズという言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。音楽業界に興味のある人であれば、メジャーとか、インディーズと言った用語をよく耳にしているはずです。しかし、それらの言葉が持つ正しい意味は、ほとんど知られていません。言葉の定義、さらに両者の違いについての記事になっています。
インディーズとは？
インディーズとは独立系を意味するIndependentから派生した用語です。主にメジャーレーベルに属していないレーベルを指しています。つまり零細企業や中小企業のようなものを指しています。独立系で音楽ビジネスをしている会社を指すことが多いです。メジャーは資金もある程度豊富で勝手に宣伝してくれるため、知名度がすぐに上がりやすいです。しかしインディーズはメジャーと違いそれほどの資金もあるわけではないのでやることが限られてしまうことが多いです。インディーズはメジャーレーベルのように会社に囲われて、何でもやってくれるような環境を好まない人や自己完結したい人に向いています。
インディーズのメリット
メジャーレーベルの場合は利益最優先になるため、自分のやりたい音楽が必ずしもできるとは限りません。自分の好きな音楽をやって、楽曲を作って、販売するということができるため、自力ですべてをやりたい人に向いているのです。またメジャーレーベルのアーティストは売り上げの何割かを会社が吸い上げてしまうため、利益をすべて得ることはできません。会社が何でもやってくれる一方で、ライブや音源の売り上げは会社に持っていかれます。
インディーズのデメリット
インディーズのデメリットは宣伝力が乏しいということです。個人でかなり有名な人であれば、インディーズで良いのですが、無名の人の場合はとにかく宣伝が弱いうえに資金もないため、埋もれてしまいがちです。また、メジャーレーベルのように会社が何でもしてくれるわけではありません。何をするにしてもお金がかかり、それに対する資金源はすべてあなた自身になってしまいます。
メジャーとは？
メジャーアーティストは、大手レコード会社に所属しているアーティストのことを指します。メジャーレーベルに所属すると、経費などはすべて会社持ちで、何から何まですべて会社がサポートしてくれます。宣伝力も優れているため、すぐに名前が知られるようになるのが最大の利点と言えるでしょう。しかしメジャーの場合は売り上げが振るわないアーティストに対しては容赦なく、契約解除することもあります。結果に対して厳しい世界です。
インディーズとメジャーの違い
次に、メジャー、インディーズ、それぞれにおける違いを挙げていきます。音楽活動においてCDでメジャーデビューをするために走っておく必要があります。日本レコード協会の加入の有無でも大きな差があり、雲泥の差ですので知っておくと良いでしょう。デビューの方法においてアプローチが違うので情報の一覧で紹介します。自分たちで実際に活動するか、レーベルに委託するか、どちらが売れていくか考えましょう。参考として事務所での配信、イベントやプロモーションなど自分で支払うか、会社にやってもらえるかと言うもちろんサービスにおいて違いがあります。
資金と流通
メジャーレーベルは、資金と流通網において優れています。所属アーティストはメディアに露出したり、作品を全国的に取り扱ってもらったりしやすくなります。インディーズレーベルは資金や流通網の面でメジャーに劣ります。このため、作品が売れる確率は低いと言えます。そのため、もともと名が知られている人であればインディーズでも十分ですが、無名の場合はメジャーのほうが良いと言えるでしょう。
自由度
メジャーレーベルの場合、会社がすべてアーティストのために出費しているため、以下に売り上げを上げるかに専念しなければなりません。広告費などもかかっているため、色々な意味で会社に縛られやすいのです。インディーズの場合、これらの制約があまり課せられません。インディーズで活動する場合、アーティスト本人の意思を、より大きく活動に反映することが可能です。しかしインディーズの場合はすべて自己資金で活動する必要があります。
知名度
知名度は圧倒的にメジャーレーベルに所属していたほうが有利です。会社がすべて肩代わりして宣伝してくれるからです。インディーズの場合は基本的に自力ですべてやらなければなりません。ある程度集客ができるレベルにならないと、ハードルが高いともいえます。
無所属
インディーズレーベルにも所属していないアーティストはメジャーに当たるのか、それともインディーズに当たるのか。この場合は楽曲を自主制作していることになるためインディーズになることが多いです。この場合は個人事業主と同じ立場のようなものになります。少ないサポートで有名なアーティストを目指していきます。時間があるアマチュアであればチャンスがあります。スタッフがないため、自分で知識や経験があることが重要。自由にイベントをまとめて行えるのが大きいですが、自費になります。
コメント