レゲエミュージックはカリブ海ジャマイカで発祥した音楽ジャンルの一つで国で大ブームになりましたが今は衰退です。レゲエと聞くと、ポピュラーな音楽でとても認知度が高いことから、多くの人に知られているジャンルですが、実は今はそれほど流行したジャンルとは言えません。なぜレゲエは衰退してしまったのでしょうか。そして、レゲエの歴史はどのようなものなのでしょうか。
レゲエとは?
レゲエとはジャマイカなどのカリブ海で発祥した音楽です。レゲエではドラムセット、ベースギター、ギター、キーボード、トロンボーン、サックスなどを組み合わせた音楽が多いです。レゲエの最大の特徴はリズムパターンと言えるでしょう。独特のグルーヴ感を出した音楽で、BPMは70~90当たりのゆったりした曲調が多いことが特徴です。1970年代におけるボブ・マーリーの世界的ヒットなどを経て、レゲエの演奏様式は世界的に流行していきました。レゲエ風のアレンジ楽曲なども登場しています。
レゲエのジャンル
レゲエのジャンルは主に4つあると言われています。情報を一覧で紹介します。カリブ海の国内の文化、カルチャーとして発展し、栄華を極めた時代もありました。ミュージックスタジオもjamaicaで多数生まれ、社会でブームとなりニュースにもなりました。デジタルアルバムのリリースが今は減っており衰退を感じさせます。
Ska
スカはジャマイカ音楽の全てのルーツといえます。独特のビートと裏打ちスタイルで今なお踊れる曲が非常に多いことと、アップテンポな曲調をメインとしています。1960年代において流行したジャンルですが、その後1970年代には衰退していきました。今なお多くのジャマイカ人、ならびにレゲエファンに愛される音楽。
Rocksteady
スカの代わりに発展したのがこのジャンルです。一言で言えばスカをソローテンポにしたメロディが特徴の曲調です。スローテンポで歌詞を歌い上げており、ジャマイカ人の音楽に対する感性の深さを感じる事ができます。スカ同様にレゲエファンに根強く愛されるジャンルで今もジャマイカ人はこの音楽を聴いていると言われています。
Reggae
前者2つの影響を強く受けて生まれたのがレゲエです。レゲエは数々のアーティストによってジャンルが確立され、世界的にも認知されたジャンルです。裏打ちのビートが最大の特徴で、独特なグルーヴ感を生み出せる音楽です。ボブ・マーリーによってこのジャンルは一斉に世界へ広がり、大流行していきました。
Dance hall reggae
レゲエが衰退していくと同時にレゲエ以外の音楽が台頭しました。それがダンスホールレゲエ。ダンスホール・レゲエではコンピューターでシンセサイザーなどで楽曲を制作します。クラブで踊るようなレゲエがカリブ海では流行しました。今ではダンスホール・レゲエがレゲエの音楽の主流になっています。
レゲエの歴史
レゲエは1960年代初頭のジャマイカで発祥した音楽です。それまでのジャマイカでは民俗音楽であるメント、カリプソや、アメリカのジャズなどが流行していました。1960年に前身となるスカが登場。1小節の2拍目と4拍目にイーブンにアクセントを置くアップテンポな裏打ちのリズムは大流行しました。しかしその後1960年代後半にはロックステディが登場します。メロディアスなベースラインと、甘く滑らかなサウンドが流行しましたが、これも1960年代後半に衰退しました。そして生まれたのがレゲエです。レゲエは1970年代にヒットしたジャンルで、リコ・ロドリゲスやリン・テイトなどのミュージシャンたちが国外に移住したことで世界的に伝播していきました。レゲエはその後ダンスホールレゲエによりとってかわられます。1900年代後半になり、ダンスミュージックの要素が組み合わせたジャンルが生まれ、流行したのです。
衰退
しかしレゲエは2000年代に入ると、ヒップホップやラップなどの世界的流行に伴い、衰退していきます。スカ、ロックステディなどの古いスタイルは新ジャンル台頭により、忘れ去られてしまってます。レゲエのスタイルを活かした音楽も存在はしていますが、旧来のスタイルで活動しているアーティストはほとんど見られません。ヒップホップやラップなどにレゲエの要素を少し取り入れるとか、ベースは他のジャンルで構成されていることが多く、メインジャンルではなくなったのです。レゲエもクラシックやジャズと同様、新ジャンルの台頭により、衰退していく道を辿りました。
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