サルサはlatin jazzラテン音楽のジャンルではとても有名な音楽?この音楽はアメリカのニューヨークなどの大都市に住んでいたプエルトリコ人の間で広がったダンス音楽の一種とされています。カリブの音楽に加えて、ジャズやロック、ソウルなどの要素が加わり、アメリカやカリブ海で広く流行した音楽です。しかしなぜ衰退してしまったのでしょうか。
サルサとは
サルサはダンス音楽の一種で1960年代に流行した音楽の一つです。サルサの音楽はクラーベで叩く2-3、3-2などのリズムパターンの上に成り立っています。リズム楽器はどれも4拍目を強調して演奏されることが特徴で、独特のリズムになります。サルサ特有のノリやグルーヴ感が生まれ、ピアノ奏法、演奏にダイナミックさを加えるブラス楽器なども加えることによりダイナミックな音楽になります。サルサではトロンボーンやトランペット、サックスなどが加わり、とても派手な雰囲気を作りことができます。このサルサは1960年代以降にアメリカ大陸やカリブ海などで広く流行した音楽ジャンルです。
歴史
サルサは1930年代のキューバ音楽であるルンバなどの影響をとても強く受けており、これらの発展形と言われています。1960年代にアメリカのニューヨークにいたプエルトリコ人がカリブ海の住民コミュニティにおいて、キューバ音楽にジャズやソウルなどの要素を取り入れたことがきっかけで、徐々に普及していくことになりました。アメリカではもともとヒスパニック系の住民が多く、これらのコミュニティを中心にブームが起こったのです。1964年にはサルサ専門の音楽レーベルである、ファニアレコードが生まれました。さらにRMMレコードというもう一つの巨大なレコードレーベルも生まれ、サルサは発展しました。これらのレコードレーベルの宣伝も影響もあり、サルサはラテン諸国に広く伝播しました。サルサの流行により市場が拡大したことによりファニアレコードやRMMレコードなどは倒産していきましたが、ソニーやユニバーサルなどの大手レーベルへサルサアーティストが移籍していきました。
衰退
しかしサルサは1980年代以降は徐々に衰退していくようになり、ロックやポップスなどに押されていきました。しかし1990年代にサルサは再度スポットライトを当てられました。キューバ系アメリカ人であるグロリア・エステファンなどが再度キューバ音楽を活かした楽曲でヒットソングが多数生まれ、再度ヒットしました。この時代あたりからラテン系ポップと呼ばれるようになり、リッキー・マーティン、ジェニファー・ロペスなども続きました。しかしこれが最後で、2000年代以降はアメリカのヒットチャートにはサルサは全く出てこなくなったのです。今ではアメリカはヒップホップやラップの世界になっています。
有名アーティスト
ラテン的にはとても有名なアーティストを一覧で紹介します。新しいスタイルがlatinで生まれ、基本はスタジオなどの場所よりもライブで踊るスタイルのイメージが強いでしょう。その後かなり衰退しましたがまだ演奏している人口は世界でとても多いです。
Fania All-Stars
サルサと言えばこのアーティストを外して語ることはできません。彼らはラテン音楽レーベルであるファニアレコードに在籍していました。多くのヒット・レコードを制作し、アメリカ以外でもライブをしたことから、サルサの流行に貢献したアーティストです。
Eddie Palmieri
ニューヨークに住んでいるサルサミュージシャン。彼は2000年にはグラミー賞を受賞しており、有名アーティストの一人と評されています。さらに2005年は音楽生活50周年記念を迎えるものであり、記念アルバムを発表し、このアルバムは2006年にグラミー賞を受賞しました。
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