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ツィター: 民族楽器の特徴、価格、歴史について

Instrument

ツィターはオーストリア・ドイツ・スイス等ドイツ語圏を中心に弾かれている民族楽器です。弦楽器であり、5本のメロディー弦と30本以上の伴奏弦を横に張り、メロディー弦を右手の親指にはめた金属製の爪で弾きます。ヨーロッパの民俗楽器として使用されてきた楽器で、伝統音楽で使われる楽器です。ツィターに似た楽器は世界中に発達しており、中近東のカーヌーン、中国の琴、日本の箏もツィターの同種類の楽器です。

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場所

ヨーロッパでこの楽器は生まれました。

価格について

価格は数万円から数十万円のものもあります。

ツィターの歴史

ツィターは中世に発祥した楽器と言われています。ツィターという言葉は、古代ギリシャ語のキターラという言葉に由来していていると言われています。 ツィターという楽器は、戦争のときに、東方からヨーロッパにもち込んで、イタリア、シシリア、スペインを通って北へとやってきて、時代とともに改良されたともいわれています。現存する最古のツィターは1675年と記されたもので、南チロルのブリックセン地方で製作されたものです。 楽器の形は長方形で、メロディー用の2本の弦と伴奏用にも2本の弦があります。1763年に作られたというツィターを見ると、弦の張り方に進歩が見られ、メロディー弦が3本、伴奏弦が12本、指板に15のフレットがつけられています。18世紀になって現在のツィターの形になったと言われており、楽器がヨーロッパ中に知れ渡りました。19世紀末にはヨーロッパ各地にツィター協会が生まれ現在は世界各地にまで及んでいます。ツィターの音色はチェンバロに似ていることから、クラシック音楽でよく使われる楽器です。コンサートへ行くとこの楽器の音色を耳にすることもあります。

ツィターの特徴

ツィターはオーストリア・ドイツ・スイス等ドイツ語圏を中心に弾かれている民族楽器です。平らな共鳴胴に、古いものは2本の旋律弦と2本の伴奏弦、新しいものは4〜5本の金属製の旋律弦と24〜37本の伴奏弦を張ります。共鳴する木の箱の上にメロディー弦を右手の親指にはめた金属製の爪で弾き、残りの右の指で伴奏弦を弾きます。中近東のカーヌーン、中国の琴、日本の箏はこの楽器と同種類の楽器で、世界中に影響を与えた楽器です。ツィターは演奏技術を要する楽器で、近代は栄えたものの、現代ではやや人気に陰りがあります。ドイツやスイスの礼拝所へ行くと、この楽器をよく演奏している様子を見ることができます。

ツィターの曲

ツィターはオーケストラ楽器として使用されることが多いです。

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